「インターフェロンとは?その治療方法や副作用」
インターフェロンをご存知ですか?b型肝炎や肝硬変といった重い病気荷の治療に使用されています。誰でもかかり得る様々な病気になる前に、インターフェロンに関する基礎知識をつけましょう。
インターフェロン(IFN)とは、動物の体内に存在しているもので、ウィルスに感染したとき体を守るために、白血球やリンパ球などの免疫細胞から作られるたんぱく質の一種です。
1954年に発見され、その後の研究で、ウィルスを取り除いたり、増殖するのを抑えたりする働きをすることがわかり、体の免疫システムにとってとても重要な物質だといえます。
インターフェロンは、現在、数種類が医薬品として承認されていて、「b型肝炎・c型肝炎の治療」や抗がん剤や放射線と一緒に「いくつかの腫瘍の治療」に用いられています。
「肝硬変」や「多発性硬化症」という、神経線維の外側にある髄鞘が破壊されて視力低下や手足のしびれ、めまいなどを引き起こす病気の抑制にも有効です。
インターフェロンを投与すると、個人差はありますが、副作用があります。発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などのインフルエンザのような症状を伴うこともあれば、投与した場所に赤みやかゆみや痛みを感じることもあります。他にも、脱毛、蛋白尿、めまい、不眠、抑うつ状態…とさまざまありますが、そのほとんどは、治療が終わった後に回復します。
しかし、乾性の咳や呼吸困難、微熱などを伴う「間質性肺炎」には注意が必要です。
また、肝炎にかかった場合、体内でつくるインターフェロンの量では足りないので、体外から投与して量を増やす「インターフェロン療法」が必要になります。治療費が気になるかもしれませんが、申請をして「肝炎インターフェロン治療受給者証」が交付されると、治療にかかった医療費の助成を受けることができますので、各自治体に問い合わせてみましょう。